上下水・ガス埋設図は現況優先図面!

 

 行政機関が交付している諸設備の埋設図面の中では、「埋設図は現況と相違していることがあり、現況を調査したうえで、埋設状況を確認すること」等といった文言を付加して交付しているものが多いですね。


 いわゆる、「設備が現況と異なるときは、現況優先」ということです。

 

 上水道、下水道、ガス等の工事は、年間を通じて、日々、更新されて建築物が建築されています。

 この工事内容が、埋設図面に反映していなかったりするため、必ずしも、埋設図面が現況を反映していない、ということが前提にあり余す。

 

 但し、「現地における埋設状況は、宅建業者の目視調査では判断できません」。

 

 そこが問題ですね。

 

 専門家による、検査をしていただいて、初めて、「隣地の水道管が取引対象地の敷地内に入っていた」ということがわかります。

 

 したがって、「宅内の上水道、下水道、がす等の埋設状況は、宅建業者の通常の不動産調査業務の範囲外」ということになりますね。

 

 しかし、このような調査結果は、数多くあり、「現況と相違している」というトラブルが多発してもいます。

 

 図面の配布に当たっては、「現況と相違していることが多いので、現況と相違しているときは現況優先とします」という告知・説明が必要ですね。

 

 これらの設備は、地中に埋設している設備のため、宅建業者は検査業務をしていないため、調査ができません。言い換えれば、「設備埋設状況は、現地照合義務はない」ということになります。


 そして、「現況優先図面である」ということが大切です。

 

 

 

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 例えば、下水道埋設図面では、

2025年12月02日